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アルスの施工はピーエス三菱である。元請け設計は株式会社SHOW建築設計事務所(東京都文京区、一級建築士・武内久)である。アルスでは実物と竣工図が相違する等、問題が続出している。東急不動産と耐震強度偽装問題の「東急不動産物件の問題」で説明している。
工事監理者:(株)SHOW建築設計事務所 竹内久一級建築士 工事施工者:株式会社ピーエス三菱東京支店 常務取締役支店長中村純雄 建築主:東急不動産株式会社 取締役社長植木正威 設計者:竹内久 (株)SHOW建築設計事務所 構造設計者:渡辺朋幸 (有)アトラス設計 現場代理人(所長):山下洋史 品質管理責任者:なし 建築確認番号:eHo第A-289号(平成14年8月12日) 変更確認番号:eHo第A-289変号(平成14年12月3日)、eHo第A-289変2号(平成15年2月21日)
工事監理全般:(株)昇建築設計事務所 金井照彦 意匠担当:名倉敬 構造担当:(有)アトラス設計 渡辺朋幸本工事監理報告書は工事監理者:(株)SHOW建築設計事務所、工事施工者:ピーエス三菱東京建築支店、建築主:東急不動産の連名で検査機関のイーホームズに提出された。イーホームズは2003年9月4日に受け付けている。
工事監理全般で名前が挙げられた金井照彦は昇建築設計事務所の代表者である。代表者自らが監理したのか怪しいところである。しかも建築工事施工結果報告書では工事監理者を竹内久・一級建築士とするが、工事監理報告書の工事監理組織には竹内久の名前がない。武内久はアルスの設計者でもあるが、監理には何ら関与しなかったことを意味する。
工事監理報告書表紙には「提出及び記入は、原則として工事監理者によること」と記載されている。しかし工事監理報告2頁「建築基準法第12条第3項に基づく(工事監理・工事状況)報告書」は株式会社ピーエス三菱の山下洋史・東京建築支店工事第二部所長が報告者である。山下所長は施工会社の責任者である。無資格者が構造の監理をしていた点と合わせ、監理が機能していたか疑わしい点がある。一級建築士の有資格者が具体的に監理をしなければ違法である。有資格者は監理せず、無資格者に行わせることは、単なる名義貸しである。
「必死に「経験」とか「実績」という言葉を出して、とりつくろうとしますが、工事監理者には建築士資格が法的に義務づけられている以上、経験があるから大工でもいい、いままで問題がなかったからいい、という論理は通用しません」(岩山健一『「欠陥?!」住宅に負けない本』PHP研究所、2005年、119頁)。
「「建築士の名義貸し」は建築業界のウラでは横行していることで、それが欠陥住宅を生む原因の一つになっています。なぜならば、名義だけ貸した建築士は書類上の「工事監理者」でしかなく、実際にはノーチェックのまま建設が進んでしまうわけです」(岩山健一『「欠陥?!」住宅に負けない本』PHP研究所、2005年、122頁)。
アトラス設計は管理一級建築士・小林昭代の名前で一級建築士事務所登録している。藤田東吾社長が主張する通り、渡辺朋幸代表が名義借りして管理建築士として知事登録していたならば、建築士法第35条第1項4号の2に違反する。虚偽又は不正の事実に基づいて登録を受けた者をとして1年以下の懲役または30万円以下の罰金となる。姉歯秀次元一級建築士から名義を借りた秋葉設計の秋葉三喜雄代表と同じになる。
この場合、管理一級建築士の小林昭代も建築士事務所の管理建築士としての業務を行う意思がないにもかかわらず、自己の一級建築士としての名義を当該事務所が使用することを承諾したことになる。また、無資格者が設計及び工事監理を行うことを知りながら、長期間、その者に対して、自己の一級建築士としての名義を記載することを承諾したことになる。
仮に管理建築士としての業務実態が存在したとしても、アトラス設計では無資格の渡辺朋幸が構造設計を実施している。従って小林昭代は自らが管理する一級建築士事務所に所属する技術者の業務について、その管理と適正の確保を怠ったことになる。これは建築士の業務停止又は免許取り消しに該当する(建築士法第10条第1項第2号)。
設計者に一級建築士資格があればアトラス設計・渡辺朋幸代表のような無資格者が構造設計者になっても構わないとする主張は法令の趣旨を無視した詭弁である。無資格者が一級建築士の手伝いをすることはあり得るが、実態としての設計業務を誰が行ったかという点が重要である。渡辺朋幸代表は、国会で自ら姉歯秀次元一級建築士の設計を再設計(再計算)したと自白しているため、明らかに違法である。
人命に関わる設計分野を無資格の渡辺朋幸が行うことは決して誉められることではない。無資格の渡辺朋幸に構造設計させる元請け設計の昇建築設計事務所や建築主の東急不動産も誉められたものではない。むしろ東急不動産のマンションに少しでも信用が存在するとしたら、その信用を貶める事実である。
確かに建築確認制度は一人の設計者が意匠も構造も設備も担当することを想定して制度設計された。しかし分業化されているのが現状である。意匠の専門家には構造計算をチェックのノウハウがないことが多い。意匠専門の一級建築士・井本雄司氏は「計算内容までは見ない」と言う(「耐震偽造 1級建築士、その実態 分業進み収入格差」毎日新聞2005年12月7日)。
施工結果報告書において設計者欄とは別に構造設計者欄を設けられたことも分業の実情を反映したものである。人命に関わる構造設計の重要性に鑑み、構造設計者を明確にすることを求めている。それ故、姉歯秀次元一級建築士がそうであったように、構造設計を下請けする場合も資格ある一級建築士が担当することが基本である。技術者には技術者としての責任がある。姉歯元建築士ですら無資格ではなかった。
経済設計を追求したヒューザー(小嶋進社長)や木村建設(木村盛好社長)、総合経営研究所(内河健所長)でさえ、下請けの構造設計者には有資格の一級建築士を起用した。下請けだからといって無資格者を使って安く上げようとまでは考えなかった。即ち東急不動産はヒューザー以下のデベロッパーである。無資格の人間に外注を出した時点でプロとして失格である。儲かれば良いということで無資格者に構造計算を発注した業者に第一義的責任がある。
東急不動産は居住者の生命財産についていかなる認識の下に建築物を生産してきたのだろうか。「無資格者が構造設計を担当しても、すぐ崩れ落ちることはないから、安心して購入して、我慢して住みましょう」とでも主張するつもりか。東急不動産は羊の顔をしたナチスである。消費者をマンションという名のアウシュビッツへ追い込むつもりか。
「アトラス設計です」
「渡辺朋幸代表が一級建築士資格を持っていないということは本当ですか」
「失礼ですが、お名前は」
「××と言います」
「会社名は」
「マスコミではありません」
「個人の方ですか」
「はい」
「しばらくお待ちください」
保留音がなり、待たされる。
「渡辺はただいま電話中で、出られません。番号をお聞かせくだされば折り返しお電話致します」
「渡辺代表が一級建築士資格を持っているかいないかということを尋ねたかったのですが、代表ご本人でなければ回答できないものなのでしょうか」
「しばらくお待ちください」
再び保留音。待たされる。
「渡辺自身は国家資格である一級建築士資格を持っていません」
「(あっさり認めたため、しばらく絶句)というと無資格で設計されたということですか」
「いいえ。設計は一級建築士が行っております」
「名義貸しということですか」
「いいえ。私、小林が常駐しております」
「小林さんというと管理一級建築士(注、小林昭代)の方ですか」
「はい、そうです」
「構造計算書は小林様のお名前で出されているということで宜しいでしょうか」
「はい」
「アトラス設計です」
「渡辺代表が一級建築士資格を持っていない件で問い合わせします。パレ武蔵浦和というマンションがありまして、そこの構造設計をアトラス設計の渡辺代表が担当したとうかがいました。問題ございませんでしょうか」
「しばらくお待ちください」
保留音、待たされる。
「お電話替りました」
「ええと、問い合わせについては伺っておりますでしょうか」
「渡辺が一級建築士資格を持っていないことについてと伺っております」
「もう一度最初からお話させていただきます」
「申し訳ありません」
「パレ武蔵浦和というマンションが販売されているのですが、そこの構造設計をアトラス設計の渡辺代表が担当したとうかがいました。問題ございませんでしょうか」
「渡辺は会社の代表者ということで名前を出させていただいており、実際の設計を担当した者は別にいる筈です」
「渡辺代表は構造設計を担当していないということですか」
「はい」
「しかしパレ武蔵浦和のホームページにも構造設計はアトラス設計の渡辺朋幸代表が担当したと明記されています」
「それは会社の代表者として書かせていただいたものと思われます」
「つまり渡辺さんの名前は会社の代表者として出ているだけで、実際には構造設計を行っていないということで宜しいですか」
「はい、渡辺の名前は意味で出させていただいている筈です」
「了解しました。ところで別の物件で建築確認関係の書類に渡辺さんの名前が出ているのですが。施工結果報告書の構造設計者欄に渡辺朋幸、所属会社アトラス設計とあります」
「法改正により、変わりますが、現在は法律上、構造設計者という定義はされていません」
「少なくとも建築基準法にはありませんね」
「そのため、法律上は設計者が責任を負うことになっております」
「確かに構造計算書は元請けの設計事務所の建築士の名前が出されています。ただ、建築確認で定められた書類の構造設計者欄に無資格者を書くことは問題ないのですか」
「設計者は一級建築士である必要がありますが、補助する人が全て持っている必要がありません」
「補助する人の問題ではなく、構造設計者欄に書かれた名前について問題しています」
「構造設計者欄は法律で定義されていないため、行政機関によって誰を書くかが区々になっています。設計者と同じ人を書かなければならない、というところもあれば、実際に担当した人を書かなければならない、というところもあります。会社の代表者名を書くところもあります。行政機関に確認してから提出しております」
「すると渡辺さんが実際に構造設計を担当した訳ではないということですか」
「はい」
「会社の代表者名を書くように指導されたから、渡辺代表の名前を書いたということで宜しいですか」
「問題の物件について、どうであったかは即答できませんが、その筈です」
「この物件はイーホームズが検査したのですが、イーホームズでは構造設計者欄に会社の代表者名を書くようになっているということですか」
「イーホームズとしてどうなっているかということは存じませんが、申請時に確認して書いた筈です」
「イーホームズの藤田社長は違法建築物と主張しているのですが」
「……」
「お話はイーホームズの主張と矛盾します。法的に問題ないと断言できますか」
「断言はできません。断言する立場でもありません」
「では誰が断言するのですか」
「検査機関になると思います」
「その検査機関のイーホームズが違法建築物と断言しています」
「……」
「それからもう一点あります。同じ物件に監理報告書があるのですが、その監理体制欄に監理担当者が書いてあります。監理全般、意匠担当、構造担当とありまして、監理全般と意匠担当には元請けの意匠事務所の方の名前があります。構造担当には渡辺朋幸、(有)アトラス設計とあります。これは渡辺さんが監理を担当したということを意味するのではないでしょうか」
「それは多くの場合、最初の打ち合わせには渡辺が出まして名刺を渡します」
「確かに千葉設計の時も渡辺さんが打ち合わせに出ておりましたね」
「その関係で書類には渡辺の名前が出ることになると思います」
「これは監理の報告書で設計ではありません。監理というのは工事の間中行うものですが、それでも最初の打ち合わせ時の人が担当者として書かれるのでしょうか」
「そのようなこともあります」
「イーホームズの監理報告書には具体的な体制を書くこととありますが、実際の担当者とは別に顔合わせの時の人を書くのですか」
「そのようなこともあります」
「監理報告書の監理体制に実際の担当者と異なる名前を書くことは法的に問題ないのでしょうか」
「ないと断言することはできません。監理報告書は初めて聞いたので」
「すると施工結果報告書の方は既に把握されているということですか」
「いいえ、両方とも初めてです」
「イーホームズは違法と主張しているのですが、それに対して反論できますか」
「恥ずかしながら即答はできません」
「御社は姉歯建築士の偽装を見破り、告発されました。もしこの物件についても違法が確認されたら、何らかの行動をとられると期待して宜しいですか」
「はい」
田中は当初、「アトラス設計内で管理建築士チェックを受けているから問題ない。契約は個人ではなく、アトラス設計と昇建築設計事務所の会社間で締結されている」と回答した。しかし問い合わせ者が問題にしているのは施工結果報告者や監理報告書に渡辺朋幸代表の名前が個人名で掲載されている点である。契約の話をしたことはない。アトラス設計の管理建築士が設計したのならば、当該建築士の名前を書けば問題ない。この点を指摘すると、驚いたことに田中は、施工結果報告書の記載を問題にしているとは知らなかった。問い合わせ者がアトラス設計担当者に話した問い合わせ内容は何一つ聞いていないことが判明した。話を聞くつもりがないならば無断で電話をかける資格はない。
施工結果報告書に渡辺朋幸代表の名前が記載されている点を指摘すると、田中は回答を変えた。昇建築設計事務所では書類に出す名前は会社の代表者を書いていると主張する。アトラス設計の渡辺朋幸代表を書いたのは会社の代表者だからとする。アルスに限らず、昇建築設計事務所が建築確認申請手続きをした他の物件でも代表者を書くとする。例外として下請けに出した事務所が構造だけでなく、意匠や設備も扱っている場合は当該部門の責任者の名前を書くとする。工事監理報告書も同様に会社の代表者として渡辺代表の名前を書いたとする。アトラス設計とは全く異なる回答内容である。その場しのぎの嘘で誤魔化す体質が明白である。
工事監理報告書の監理体制には金井照彦、名倉敬、渡辺朋幸の三人の名前が記載されている。金井照彦は昇建築設計事務所の代表者と説明した。この点は「渡辺朋幸を代表者だから書いた」とする説明と合致する。しかし名倉敬は実際の担当者と説明する。代表者を書くという説明と矛盾すると指摘したが、明確な回答は得られなかった。昇建築設計事務所には都合の悪い質問には有耶無耶にして誤魔化す体質がある。
施工結果報告書や監理報告書に会社の代表者を書くならば実際に誰が担当したのかは分からないことになる。耐震強度偽装物件を次々と見つけることができたのも姉歯英次元一級建築士が構造設計した物件が分かったからである。しかし昇建築設計事務所の設計物件では実際には誰が構造設計したのか分からないという無責任がまかり通ることになる。
会社の代表者を書くことは手続きとして正しいかと尋ねたが、昇建築設計事務所の回答は驚くべきものであった。田中は「イーホームズからは指摘されていない。アルスは建築確認を受けているから問題ない」と言い張った。正しかったか正しくなかったを問題にしているのに対し、イーホームズから指摘されずに建築確認が下りたから問題ないとする。
建築確認が下りているということを正当化理由としたヒューザーの小嶋進社長と同一の論理である。耐震強度偽装物件(グランドステージ住吉、グランドステージ東陽町等)は全て適法に建築確認を得ている。だからと言って耐震強度偽装物件が建築基準法上、問題ないことにはならない。虚偽の内容で建築確認を得ていたならば違反である。昇建築設計事務所が主張する「問題ない」は耐震強度偽装物件と同レベルで問題ないと言えるに過ぎないことが良く分かった。
江東区はアルスの構造設計者はアトラス設計・渡辺朋幸ではなく、竹内久・一級建築士でなければならないとする。しかし実際には無資格の渡辺朋幸がアルスの構造設計を担当した。これは株式会社昇建築設計事務所自身が認めていることである。江東区の問い合わせに対し、昇建築設計事務所の金井照彦代表は「竹内久が構造設計者」と回答したとされるが、これは偽りである。昇建築設計事務所はアトラス設計に対し、構造設計を委託している。工事監理報告書等から渡辺朋幸代表自身が構造設計を担当したことは明らかである。
昇建築設計事務所としては「無資格者の渡辺朋幸が構造設計者です」と開き直ることはできないため、「本来、竹内久と記載すべきところを渡辺朋幸と記載してしまった」と記載上のミスに矮小化させようとしている。無資格者が構造設計者であることを認めるより、報告書に虚偽を記載したとした方がダメージは少ないと考えたのであろう。虚偽報告の重さを考えていない。昇建築設計事務所・金井照彦代表は会社代表であるにもかかわらず、コンプライアンス意識は低い。
実際にアルスで構造設計を行った者は無資格の渡辺朋幸である。昇建築設計事務所が主張するように竹内久を構造設計者とするならば、竹内久は一級建築士資格の名義貸しをしたことになる。昇建築設計事務所及び建築主である東急不動産の違法性は益々濃厚となった。
江東区都市整備部建築課構造係回答ご指摘のアルス東陽町につきまして、確認申請図書・建築工事施工結果報告書等を調査いたしましたところ、工事着手に先立ち提出された確認申請書に添付されている構造設計書の表紙には、設計者である(株)SHOW建築設計事務所の竹内久氏の記名・捺印がありました。しかし構造設計概要書には本来記載されるべき構造設計者の氏名及び所属会社の記載はありませんでした。その後、検査時に提出された建築工事施工結果報告書の構造設計者名には、アトラス設計事務所の渡辺明幸氏の記載がありましたが、本来は建築確認申請書に添付される構造設計概要書に記載されている氏名及び所属会社を記入することとされているものであり、記載について疑問の残るところです。 不明確な点が多いため、この件について、設計者である(株)SHOW建築設計事務所の代表である金井照彦氏に電話にて事情を問い合わせたところ、構造設計者は確認申請書に記名・捺印している竹内久氏であるとの回答を得ました。 以上のことから判断しますと、構造設計概要書及び建築工事施工結果報告書の構造設計者名には(株)SHOW建築設計事務所の竹内久氏の記名・捺印がなされるべきであったのではないかと考えられます。 また、建築士資格及び建築士事務所登録につきましては、地方自治体である江東区には権限がありませんのでそれぞれの権者である国土交通省・東京都にご指摘の件につき報告をいたしたところです。 以上が調査結果です。よろしくご理解お願いいたします。 |
江東区はアトラス設計・渡辺朋幸代表が無資格であることを国土交通省・東京都に報告したとする。江東区の報告内容及び報告を受けた機関の調査結果は情報公開制度を利用することで追跡可能である。
http://www.mlit.go.jp/jkoukai/index.html http://www.johokokai.metro.tokyo.jp/renraku.html http://www.seikatubunka.metro.tokyo.jp/kaiji.pdf
東急不動産物件の保有水平耐力(Qu)/必要保有水平耐力(Qun)はX方向で1.07、Y方向で1.03である。建築基準法施行令は、建物の保有水平耐力が必要保有水平耐力以上でなければならない、と定める。つまり「保有水平耐力(Qu)/必要保有水平耐力(Qun)」が1.0以上の強度が必要になる。この値が1以上あれば震度6強の大地震であっても、建物が倒壊せずに人命を守ることができる。耐震強度偽装物件は実際の値が1を下回ったために問題になった。東急不動産物件は最低基準を僅かに上回る程度に過ぎない。建築基準法ギリギリの経済設計を追求したマンションである。
最低基準1.0は建物が倒壊しないというレベルでしかない。実際にこのクラスの地震に見舞われれば、最低基準を守っただけの中高層建築は大きく揺れることになる。怪我人が続出し、電気設備や給排水設備はほとんど機能しなくなり、避難生活や建物の復旧は長期間に及ぶと考えられる。たとえ建物は倒れなくても、そこに住む人々の生活は破壊され、建物は長期間に渡って使えなくなる。
そもそも、その場しのぎの建物を許さない構造設計士ならば、ギリギリの基準では設計しない。経済設計には反するとしても柱・梁の断面に、ゆとりを持たせて設計する。施工上のミスも勘案して多少のマージンはつける。三菱自動車は前輪ブレーキパイプで一分の製造マージンも許さない設計を行い、多数の不具合を出した。曲げの形が若干狂うだけで、他の金属部品に干渉する。渡辺朋幸代表が構造設計した東急不動産物件にも同じようなことが起こりそうである。良識ある設計者なら、常識的なマージンをつけるものである。
耐震強度の判定式は「保有水平耐力Qu/必要保有水平耐力Qun≧1.0」である。耐震強度「1.0」を満たすには、分子(Qu)を大きくするか、分母(Qun)を小さくするか(又はその両方)しか方法はない。
分子の保有水平耐力Quは建物が保有している最大耐力を指す。建設される建物の柱・梁の大きさや鉄筋量に基づく値である。保有水平耐力を大きくする場合、その分、鉄骨等を増やさなければならない。これはコスト削減を追求する経済設計とは矛盾する。従って経済設計の立場からは分母の必要保有水平耐力を大きくする方が望ましい。
必要保有水平耐力は地震で加わる力に耐えられる強度を指す。算定式は「Qun=構造特性係数Ds×形状係数Fes×地震力によって各階に生じる水平力Qud」である。構造特性係数は0.3〜0.55で、これが小さければ必要保有水平耐力を大きくできる。即ち地震力を小さく算定できる。
最小値の0.3は「塑性変形の度が特に高いもの」の場合に採用する。「塑性変形の度が特に高いもの」は靭性がある(粘り強い)と評価するためである。しかし、これは地震に対して変形し易いことを意味する。変形することで地震の衝撃を吸収し、破壊を防ぐ。つまり大地震で完全に倒壊することはないが、変形して使い物にならなくなる可能性が高い。取り壊して建て直さなければならず、所有者にとってはお荷物となりかねない建物である。
「あの人はいろんな講演会、東急不動産の講演に出向いていろんな処で自分の名まえを、構造設計士の名まえを出してますよね、構造設計で。だから今、たぶん住民からそうとう反発をくらってるんじゃないですか」(江口征男「作られた耐震偽装(1)公平な法適用を〜藤田東吾氏語る」JANJAN 2006年11月15日)。
アルス東陽町住民は申し込み、12月2日にイーホームズ株式会社CS開発部から「確かに調査依頼は賜りました」とのメールを受ける。しかしアルス東陽町に調査評価書が発行されることはなかった。調査評価書が発行されない理由について説明もない。その後、藤田東吾社長はアトラス設計・渡辺朋幸を一級建築士資格を持たない無資格者と告発した。渡辺朋幸が構造設計者となっているアルス東陽町についても違法建築物と断定した。この点が調査評価書が発行されない理由となっている可能性がある。
港区赤羽橋学生マンションでは自分が受注する予定であった構造計算を姉歯秀次建築士に奪われた。コストダウンを強要するヒューザーのマンション「グランドステージ川崎」の構造計算も担当している。姉歯元建築士と領域・客層が重なるところが多いように見受けられる。因みにアトラスは手塚治虫の名作「鉄腕アトム」では悪役ロボットの名前である。
「アトラス設計の渡辺も資格は持たずに名義を借りて事務所を運営しているが、基準法ぎりぎりの構造設計を短期間でこなせるという経験則が仕事を受注する重要な根拠になっていた」(藤田東吾『月に響く笛 耐震偽装』imairu、2006年、161頁)。
ここからは渡辺代表も安全性・耐久性を目指すというより、コスト削減・限界設計・経済設計を志向する立場にあることがうかがえる。勿論、姉歯秀次元建築士とは異なり、建築基準法の基準は当然のこととして満たしていると信じたいが、建築基準法は最低基準に過ぎない。建築基準法第1条で定める通りである。「この法律は、建築物の敷地、構造、設備及び用途に関する最低の基準を定めて、国民の生命、健康及び財産の保護を図り、もつて公共の福祉の増進に資することを目的とする」。
建築基準法の基準をギリギリ満たすだけの建物の資産価値は低い。居住者にとっては避けたい建物である。法令では震度7では崩壊・倒壊しないことが求められている。しかし補修による継続使用が可能か否かは問われていない。従って、法令ギリギリの経済設計で建てられた建物は震度7で崩れないとしても使用できなくなる可能性が高い。現行法の基準では、いくら壊れても崩れ落ちなければよいためである。実際、福岡県西方沖地震(2005年3月20日)では壁に亀裂や剥落が生じた建物が見られた。
最適基準の建築基準法を遵守した上で設計者の考え(設計思想)を盛り込んで安全を確保することが筋である。設計は信念と哲学である。ただ経済設計をする為に基準法を守ったというのでは、それは計算屋であって設計屋ではない。経済設計によって建築物の初期の建設コストが低廉だったとしても、改修、補修費用、老朽化による建てかえ費用など、トータルに建築物の寿命を考えると、総費用は高くつく。ストック社会においては障害物でしかない。
アトラス設計の設立は2000年5月である。2008年2月4日現在、株式会社アトラス設計は資本金 300万円、従業員数17名(男性11人、女性6人)である。以上は建設業界の求人情報サイトA-workerに掲載された求人詳細データからの情報である。
【記事紹介】アトラス・渡辺代表 東急物件の構造設計(林田力記者)今晩は。アトラス設計についての記事が日本インターネット新聞社編集部長賞に選ばれました。渡辺朋幸代表が一級建築士資格を持たない無資格者であるにもかかわらず、東急不動産のアルス東陽町の構造設計者となっている問題を取り上げた記事です。アトラス・渡辺代表 東急物件の構造設計(3月20日、林田力記者) 「トカゲの尻尾きり」におわってしまうかのような耐震偽装問題を、しつこく追い続けている名記事。 林田力「アトラス・渡辺代表 東急物件の構造設計」JANJAN 2007年3月20日 編集便り・編集部長賞 |
ロータリーパレス取手は元々、株式会社下河辺建築設計事務所が設計監理であった。しかし耐震強度偽装事件発覚後、設計監理はアトラス設計に変更された。下河辺建築設計事務所は耐震強度偽装事件発表当初(2005年11月17日)から偽装物件の設計者として社名が公表されたため、事業継続が困難になったものと推測される。後日、下河辺建築設計事務所は東京都から設計事務所の登録を取り消された(2006年2月9日)。アトラス設計が設計監理を引き継いだことには以下の不審点がある。
第一にアトラス設計が下河辺建築設計事務所を引き継いだ事実は、両社には密接な関係があることを裏付ける。下河辺建築設計事務所は後述の通り、多くの偽装物件を設計しており、ヒューザーとの取引も多い。即ち偽装を見破ったとされるアトラス設計と偽装関与者に関係があることになる。尚、アトラス設計は下河辺建築設計事務所の下請けとして、株式会社ヒューザー(小嶋進社長)物件「グランドステージ川崎」の構造設計を担当していた。
第二にアトラス設計は構造の設計事務所であるが、設計監理を担当するということは意匠も含めて行うことになる。アトラス設計に意匠設計の能力があるか疑問である。既にアトラス設計では無資格の渡辺朋幸代表が構造設計を担当していることが判明している。アトラス設計には建築に対するルーズな姿勢が感じられる。
アトラス設計への不安は取手市議会でも取り上げられた(2005年12月2日)。市議会では同じアトラス設計が構造設計した東急不動産のアルス東陽町を引き合いに出し、ロータリーパレス取手の安全確認を要請した。東急不動産物件の構造設計者であるアトラス設計が設計者であるから、ロータリーパレス取手は安全確認すべきという論理構成である。即ち議員は東急不動産物件に構造上の不安があることを前提としている。
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平成17年第4回取手市議会定例会会議録(第3号)
テキスト版
中村修議員質問(266頁)取手市内において建築予定のマンションで、設計が下河辺建築事務所よりアトラス設計に変わったとありました。私も現地も新聞も確認をさせていただきましたが、執行部の方は現在調査中ということもありましたが、アトラス設計も東京のアルス東陽町というマンションにおいてイーホームズの孫請けをしているという業者とお聞きしております(引用者注:原文のまま。実際はアトラス設計・渡辺朋幸代表は構造設計者で、イーホームズは検査機関。アトラス設計は昇建築設計事務所の下請けで、イーホームズとは契約関係にない)。そこら辺は調査をしていますでしょうか。早めに調査をし、安全を確認してください。大切なことですから、もう一度言わさせてもらいます。早めに調査をして、安全を確認していただきたいと思います。
鈴木俊夫・都市整備部長答弁(268頁)市内に建設しておりますマンションの件でございますが、これにつきまして、私どもの方に、民間機関、株式会社東日本住宅評価センターを通じて、当初、下河辺建築設計事務所ということでありました。私どもとしましても安全を確保するというために、当然この会社につきましては、今話題となっております21件の設計会社の一つであるということから確認をとっております。その後、アトラス設計事務所ということで、これは有限会社でございますけれども、そこに設計事務所の変更がなったということでございます。私どもの方は概要書で確認をしているわけでございますが、今後、担当を通じ、東日本住宅評価センターの方への構造計算書の確認ということで出向きたいなと、このように考えております。
倉持光男議員質問(293頁)きょうの中村議員さんの質問で、今度、井野台3丁目に建設を予定しているマンションについては、近々業者の方へ、アトラスというとこですか、行って、確認をおろしたようなところへ行って再調査をしてくると。構造計算の再調査をしてくるというような答弁もしておりましたけれども、民間で確認した施設の場合、行政がどういうところで関与ができるのかというのが、それがやはり一番大きな問題になってくるんではないかなというような気がするんです。 |
グランドステージ船橋海神 グランドステージ池上 グランドステージ赤羽 グランドステージ江川 グランドステージ東陽町 グランドステージ鶴見 グランドベイ横浜 エクセルダイア南蒲田(東邦ハウジング株式会社)下河辺建築設計事務所は非姉歯物件で耐震強度不足と発表されたセントレジアス鶴見の設計者でもある。セントレジアス鶴見の構造設計は株式会社田中テル也構造計画研究所が行った。ここもアトラス設計の渡辺朋幸代表と同様に無資格の従業員が構造設計を行っていた(「無資格社員が構造計算 横浜の強度不足マンション」朝日新聞2006年02月19日)。
下河辺建築設計事務所は以下のヒューザー(旧ハウジングセンター)物件の設計者でもある。
アネックス東品川 ステージ中馬込 グランドステージ尾山台 グランドステージ戸越公園壱番館 グランドステージ祐天寺 グランドステージ東品川 グランドステージ糀谷 グランドステージ磯子 グランドステージ川崎(構造設計:アトラス設計)下河辺隆夫はヒューザー本社におけるイーホームズ藤田東吾社長と小嶋進社長らの協議(2005年10月27日)にも同席した(藤田東吾『月に響く笛 耐震偽装』imairu、2006年、62頁)。ヒューザーと関係が深い設計事務所と言える。
一級建築士資格を取り消された下河辺隆夫は有限会社エフシーアールにいる。電話帳によるとエフシーアールは建築設計、不動産取引を営む。耐震強度偽装物件の設計者が未だ設計を業とする企業に従事している点で問題である。問題建築士は建築関係に一切関わらない、関わらせないことが必要である。
エフシーアールの所在地(大田区東矢口3-2-1-117)は下河辺建築設計事務所の所在地(大田区西蒲田7-13-1)と共に東急池上線蓮沼駅が最寄り駅である。エフシーアール所在地からヒューザー・小嶋進と下河辺隆夫の密接な関係が裏付けられる。驚くべきことにエフシーアールは株式会社ヒューザー(小嶋進社長)及び株式会社ジャスティホームの移転(2006年1月)先と同じ建物(サンロードダイヤモンドマンション)にある。エフシーアールが117号室で、ヒューザー及びジャスティホームは102号室であった。
サンロードダイヤモンドマンションは恒和不動産株式会社の事務所所在地でもあった。恒和不動産は小嶋社長が不動産販売の仲介事業を始めた時の会社である(1982(昭和57年)2月設立)。言わばヒューザー発祥の地である。サンロードダイヤモンドマンションは丸善建設が分譲したマンションである。丸善建設は小嶋進が圧力鍋やインチキ時計のセールスをした後、22歳の時に就職した会社である。
「建築確認申請では指定確認検査機関においても機関に構造審査部門があり、その担当者と構造設計事務所との間で審査を受け、その上で確認済証を取得し、それを信頼して来たという経緯がございます」。検査機関の確認済証を信頼してきたというのも無責任極まりない。設計をするのは設計者である。検査機関は確認をするだけである。下河辺隆夫には建築家としての資格はない。
「アトラスの渡辺が手書きで示した、ある構造柱の、一方向に4本の主筋が入っているところを、8本とか16本あるのが適性だなどと言ったテレビがありましたが、あれは嘘です、そもそも、渡辺は無資格で、構造の技術的な知識はありません。東工大の和田先生も、渡辺の指摘はいい加減だといっていました。もちろん、当社に在籍した、技術スタッフも同様の意見です」。
耐震強度偽装事件以前より、アトラス設計・渡辺朋幸と面識のあったイーホームズ従業員は以下のように説明する。「昔から少しおかしなところがある奴なんです。…彼は一級(建築士)は持ってなくて、基準法ぎりぎりの構造設計を謳い文句にしているセブテックで構造の仕事を覚えたんです」(藤田東吾『月に響く笛 耐震偽装』imairu、2006年、290頁)。
逆にデタラメな仕事をするつもりならば無資格ほど強いものはない。姉歯秀次は一級建築士資格を失った。しかし渡辺代表のような無資格者ならば何をしようと失うものはない。構造計算に問題があっても悪意の偽装ではなく、「無資格でした」と言い訳することができる。
藤田東吾社長は以下二点をヒューザーに対する守秘義務違反と指摘する(「作られた耐震偽装(3)改ざん可能な構造計算〜藤田東吾氏語る」JANJAN 2006年11月20日)。
第一に志多組が施工を予定していたグランドステージ北千住の構造計算書(姉歯秀次作成)をアトラス設計・渡辺朋幸代表に見せたことである。
第二に渡辺朋幸代表がグランドステージ北千住の構造計算書の問題をイーホームズに指摘したことである。姉歯秀次元一級建築士の作成した構造計算書に看過できない不正があるならば最初にヒューザーに連絡するのが筋である。ヒューザーが偽装の黒幕と認識していたならば別であるが、その場合は志多組も渡辺朋幸代表も耐震強度偽装事件について未だ報道されていない多くの事実を知っていることになる。
藤田東吾社長の指摘する守秘義務違反が不法行為を構成するものであるならば、ヒューザーは志多組とアトラス設計に対し、損害賠償請求権を持つことになる。ヒューザーは耐震強度偽装物件購入者への瑕疵担保責任を果たせず破産した。志多組とアトラス設計から賠償金を取得できれば被害者救済の一助となる。破産財団は志多組及びアトラス設計への損害賠償請求を検討すべきである。
「アトラス渡辺に情報をリークした志田組の社員も、アトラス渡辺も、国交省も、ヒューザー社の倒産に対して守秘義務違反で損害賠償の責務を負うはずだ。ヒューザーの債権者、及び、ヒューザー株主は、志田組やアトラス渡辺に対して損害賠償請求を行うべきだと思う」(藤田東吾『月に響く笛 耐震偽装』imairu、2006年、291頁)。
藤田東吾上申書(平成18年12月25日)東京地検は、姉歯秀次氏を逮捕したのだから、全ての名義貸しに基づいて設計事務所を経営し、同時に、建築基準法に定める設計行為を行っている者(秋葉氏の立場)を逮捕するべきだとの主張を、私は敢えて行いませんが、少なくとも、耐震偽装事件の渦中にいた、アトラス設計の渡辺朋幸は秋葉氏と同様に一級建築士を持たない無資格者であり、更に、自らが構造設計という、住民の命と財産に直接危害を及ぼす設計行為を行っていた者であります。つまり、秋葉氏以上に悪質な違法行為をアトラス渡辺朋幸は行ったのです。この者を、同等に逮捕しないことは、司法の衡平原則を逸すると考えます。 |
渡辺朋幸は赤羽根橋物件で姉歯秀次の構造設計の問題を指摘したが、それについて「その時点ではそこまで深くこの事件が大きいとも思いませんでしたし、千葉の方で一人でやっている構造事務所さんが外注に出してやってしまったという話だったので、そこまでの認識は、あの場所で皆さんなかったと思います。私もなかったです」と回答した。
この渡辺朋幸回答に対し、松本議員は「何かがっかりするというか、この国の設計士への試験というか、設計資格を与えるということの基本から見直さなくちゃいけないのかな、そんなことを思うわけであります」と感想を述べた。
松本議員は渡辺朋幸を有資格者として扱っている。渡辺朋幸の行動が松本議員のあるべき建築士像を満たさなかったために「がっかりする」との感想になった。建築士は自ら偽装しないことは当然であるが、それにとどまらず同業者の偽装も見てみぬ振りで終わらせてはならないとの考えである。もし渡辺朋幸が無資格者と分かっていたならば建築士として期待される行動を望むべくもないため、失望もない。建築士資格見直し発言も出て来ない。渡辺朋幸は松本議員に有資格者との偽りの印象を与えていたことになる。
第163回国会 国土交通委員会 第9号(2005年12月7日)○松本(文)委員 渡辺参考人、渡辺参考人がやられているわけじゃないので渡辺参考人を責めるつもりはないんですが、具体的には、千葉設計さん、元請会社で法的には設計責任者、その責任者の方が、構造計算、最も建物の重要なところで大きなミスがあった、間違いがあった、この建物を建てたらそれそのものが違法だ、こういう認識をした上で何の行動も起こされていないとすれば、これは大変なことだ、こう思うんでありますが、渡辺さんはそういう認識はお持ちになりませんか。お答えください。○渡辺参考人 その時点ではそこまで深くこの事件が大きいとも思いませんでしたし、千葉の方で一人でやっている構造事務所さんが外注に出してやってしまったという話だったので、そこまでの認識は、あの場所で皆さんなかったと思います。私もなかったです。 ○松本(文)委員 何かがっかりするというか、この国の設計士への試験というか、設計資格を与えるということの基本から見直さなくちゃいけないのかな、そんなことを思うわけであります。 |
松本文明議員宛て(2007年1月6日)アトラス設計・渡辺朋幸の無資格問題についてご連絡いたします。松本議員は耐震強度偽装問題に関係して衆議院国土交通委員会参考人質疑(2005年12月7日)において参考人のアトラス設計・渡辺朋幸に質問されました。 渡辺朋幸が赤羽根橋物件で姉歯秀次の偽装を発見したことに関して、松本議員は渡辺の問題意識を質問したところ、渡辺は「そこまで深くこの事件が大きいとも思いませんでした」で済ませてしまいまいました。これに対し、議員は「何かがっかりするというか、この国の設計士への試験というか、設計資格を与えるということの基本から見直さなくちゃいけないのかな、そんなことを思うわけであります」と感想を述べておられます。 これは建築士たる者、偽装している建築士を発見したら住民の生命財産を守るために行動すべきとのお考えから出たものと思います。これに対し、渡辺氏の意識が低かったために失望された訳ですが、そもそも渡辺朋幸は一級建築士資格を持たない無資格者です。 参考人質疑の流れから渡辺朋幸は資格ある設計士として扱われており、自らもそれを否定していませんが、実際は無資格者であるにもかかわらず、参考人として構造設計について発言しております。国会及び国民を愚弄する非常に由々しき問題です。渡辺朋幸は無資格者であるにもかかわらず、東急不動産のアルス東陽町(江東区東陽)において検査機関に提出した書類で構造設計者として名前を出しており、悪質です。 アトラス設計・渡辺朋幸についての調査されることを希望します。 |
「テレビ・雑誌でおなじみ、「耐震強度偽装問題」の摘発者でもあるアトラス設計社長・渡辺朋幸さんの講演「マンションの構造・選び方」」と紹介された。一級建築士でない人間が構造について講演するとは、どのような感覚であろうか。
セミナーの企画はサンケイリビング新聞社千葉本部、協力はフジサンケイ企画セミナー事務局である。セミナーで紹介された物件「サンクタス本千葉リバーサイドハウス」はアトラス設計が構造計算したとする。
株式会社SHOW建築設計事務所についての情報は乏しい。以下のマンションの設計を担当した。株式会社アンカー(東京都港区、代表取締役宮平靖)の提携会社としても紹介されている。住宅・分譲マンションの建築設計及び内装設計等で提携する。
東急不動産物件での設計実績は見当たらなかった。株式会社SHOW建築設計事務所を設計者とすることはアルス(リリーベル東陽町サーモス)建設地を東急不動産に売却した康和地所の時点で決まっていた。そのため東急不動産とSHOW建築設計事務所の組み合わせは異質である。設計会社とデベロッパーの相性が悪いならば、高品質なマンションが建てられる筈がない。東急不動産が建築確認付きで購入した時点で無理があった可能性がある。
| 物件名 | 事業主 | 施工 | 備考 |
|---|---|---|---|
| ドルフ船堀 | 和田興産株式会社、株式会社日本クリエイト | 新日本建設株式会社 | 江戸川区東小松川、2007年2月竣工予定 |
| ドルフ日本橋人形町 | 株式会社日本クリエイト | 株式会社神崎組 | 中央区日本橋人形町、2005年2月竣工 |
| ドルフ竹ノ塚アクティオ | 日本クリエイト、和田興産株式会社 | 新日本建設株式会社 | 東京都足立区。設計監理は新日本建設株式会社一級建築士事務所。昇建築設計は監修を担当。 |
| クレストフォルム横浜西口 | ゴールドクレスト | 株式会社スルガコーポレーション | 2001年5月竣工。構造設計はセブテック建築研究所が担当 |
| クレストフォルム川崎本町 | ゴールドクレスト | 不明 | 構造設計はセブテック建築研究所が担当 |
| アデニウム新横浜 | 株式会社ジョイント・コーポレーション | 三井住友建設株式会社横浜支店 | 横浜市港北区、2006年3月竣工予定 |
| クリオレジダンス新横浜 | 明和地所株式会社 | 未定 | アデニウム新横浜と同一物件。この時点でイーホームズから建築確認が下りている(第eHo.04.A-7325-01号、平成16年12月10日)。その後、計画変更された(第eHo.04.A-7325V2-01号、平成17年9月15日)。 |
| ライオンズ武蔵野オークレジデンス | 株式会社大京 | 西松建設株式会社 | 小金井市、2006年6月竣工予定 |
| サンデュエル本庄 | 株式会社サンシティ | 第一建設工業株式会社 | 2006年11月竣工予定(株式会社サンシティ「「構造計算書」の偽造事件報道について」2005年11月24日) |
| 藤和シティホームズ板橋仲宿 | 藤和不動産株式会社 | 東海興業株式会社 | 2007年5月下旬竣工予定 |
セブテック建築研究所が鉄骨を少なくする経済設計をセールスポイントとしていることは自他共に認めるところである。Webサイトの「実績/事例」では鉄骨の原価を半減させた例を紹介する。セブテック建築研究所はヒューザーの物件2件の構造設計を担当した(株式会社ヒューザー作成、イーホームズ株式会社宛「質問状 <その2>」2005年12月8日)。
セブテック建築研究所は少なくとも東急不動産物件2件の構造設計を担当した。一つは東急ドエルアルス溝口ヒルトップステージ(東急溝口プロジェクト)で、元請け設計は小出建築設計事務所である。もう一つはシーサイドコート鎌倉由比ヶ浜(シーサイドコート鎌倉由比ガ浜)で、元請け設計は佐藤清建築設計事務所である。東急不動産物件の設計者である株式会社SHOW建築設計事務所(昇建築設計事務所、金井照彦代表)も少なくとも二件の物件について構造設計を株式会社セブテック建築研究所に発注している。
今朝(11/14)、本の出版者の編集担当者に送ったメール。重大なことを思い出しました!!!「セブテック」という構造設計事務所があります。建築基準法ぎりぎりの構造設計を謳い文句にする構造設計事務所です。アトラスの渡辺はこの事務所出身です。去年の10月27日にヒューザー本社で行った会議の席で、スペースワンの井上さんか、エスエスエーの佐々木さんが、「セブテックと言うひどい設計事務所がある」と発言しました。「姉歯より危険だ」という発言をしました。このセブテックが構造設計に関与したマンション(神奈川県内の物件です。今手元に資料がないので名称は特定できません。最大級のデベロッパー物件だった記憶があります。これ調べます。)の申請がイーホームズに対して行なわれました。 この申請図書も偽装されていたんです。これが発覚したのが1月です。そして、ここ調査を朝日新聞が水面下で進めます。 |
インターネットではセブテック建築研究所に姉歯秀次元建築士やアトラス設計・渡辺朋幸代表が在籍していたとの指摘が見られる。姉歯元建築士と渡辺代表はセブテックで知り合ったとする指摘もある。セブテック建築研究所は姉歯元建築士在籍をWebサイトで否定する。「インターネットの一部に、姉歯元建築士が弊社に在籍したことがあるかのような書き込みが成されています。中傷を意図したもののようですが、弊社に姉歯氏が在籍したことはありません。また、取引関係・協力関係もありません」(「お知らせ」2005年12月21日)。
続く? イーホームズってどうよ2 続かない? 802 :名無し組:2006/02/04(土) 09:34:40 ID:khLmoZBZ アトラス渡辺は元セブテック。 ようは手法もプチセブテックってこった。 経済設計と聞けば聞こえはいいけどなw |
セブテック建築研究所は藤田東吾社長の告発を「荒唐無稽」と批判する。しかし一級建築士により構造計算書が偽装された事実がある以上、別の設計事務所でも同じことが行われていないとは言い切れない。従って藤田東吾告発には十分な現実味がある。藤田東吾告発に欠けているものは具体的内容である。従ってセブテック建築研究所は藤田社長に具体的内容を明らかにすることを求めるべきである。セブテックが構造設計した物件に居住する住民のためにも事実無根であることを明らかにすべきである。事実無根ならば訴えても良いレベルである。それができないならば「やっぱり」と思わざるを得ない。
イーホームズは、セブテックが構造設計した大田区内のマンションで構造計算プログラム上不整合を発見したと主張する。しかし警察の立ち入り捜査でセブテックやアパ関連の設計資料は押収されてしまったという。セブテックは姉歯氏や田村水落のような個人事務所ではなく、手がけた物件数は膨大であり、組織的に偽装を行っているならば影響計り知れない。
セブテックはアトラス設計の渡辺朋幸が在籍していた事務所でもある。渡辺朋幸は一級建築士資格を持たない無資格者であるにもかかわらず、東急不動産のアルス東陽町(江東区)の構造設計者となっている。藤田社長によると、渡辺朋幸は構造設計士として東急不動産の講演に出向いているという(江口征男「作られた耐震偽装(1)公平な法適用を〜藤田東吾氏語る」JANJAN 2006年11月15日)。
藤田東吾「アパグループ、田村水落、セブテックが行った偽装 朝日新聞担当デスクの死・・・」2007年7月9日今日、H18.10.20に、総理官邸に行ったyoutubeの映像をUpしました。こういう映像は、実際の当事者(=僕)は結構見ないものなのです。来客が帰って、一息落ち着いて改めて見ると、youtubeというのは便利で、関連した映像が続いて見れるんですね。 何故、総理官邸まで行く必要があったのか、改めて思い出してみました。 1.川崎市が偽装を隠蔽した、「エグゼプリュート大師駅前」が、偽装されたまま工事が進み、住民の引渡し直前だった。これを阻止しなければいけない。 2.イーホームズの代表者としての責務。 3.耐震偽装事件を、冷静な判断で追跡した、朝日新聞の担当デスク、斎賀孝治さんが、セブテック、アパグループの物件の調査を進めている最中に、不慮の事故死を遂げたから。H18.10.22に、改めて総理官邸に行った時に、「何故、そこまでやるのですか?」というTBSの記者の質問に、「斎賀さんが亡くなったんですよ。僕が、取材の追跡を頼まなければ、亡くならなかったんですよ。だから総理に伝えるんです」と言っている。 佐藤信秋が、国民を犠牲にした耐震偽装事件について、「嘘」の発表をしたのは、H17.11.17。読売を中心とする、体制維持派のマスメディアが散々イーホームズを叩いた。 だから、H17.12月に入って、築地にある朝日新聞本社に、担当デスクにあわせて下さいと出かけたのです。 担当デスクの名は、斎賀孝治さん。僕らの説明をじっと聞き、資料にも目を通し、出来る限り、真実を追究する取材を行うとの返事をくれたのです。 僕があの時頼みに行っていなければ、斎賀さんは亡くならなかったかもしれない。 年が明けて、構造設計事務所では組織的に大手のセブテック(http://www.sebtech.co.jp/)が行った、大田区内のマンションに構造計算プログラム上不整合が発見されました。社内の調査とは別に、朝日新聞はセブテックを追跡していた。 セブテックは、耐震偽装物件を、イーホームズに一番最初に伝えてきた、アトラス設計の渡邊朋幸が在籍していた事務所である。 セブテックは、姉歯氏や田村水落のように個人事務所ではない。関係する物件の数は膨大だ。 セブテックの偽装を、仮定条件の基準法内の可能な変更を行い、適合に持っていけるかを社内では進めた。 同じ時期に、続けて、アパと藤光建設のマンションに、構造計算書の偽装が発見された。平成18年2月中旬の頃。 この時期に、朝日新聞の斎賀さんは、自転車に乗っていて転倒して亡くなった。そう聞いている。車との衝突でもなく、自転車が転倒して死ぬのか?斎賀さんは、僕とほぼ同じ世代。 そんな最中に、警察が数百名でイーホームズに緊急立ち入り操作を行った。セブテックやアパ関連の設計資料を全て持ち去った。 必ず、いつか真実は明らかになるだろう。 そう思いながら、アパの社長の涙の会見と僕のインタビューがニュースに取り上げられたニュースを見ている http://www.youtube.com/watch?v=pQ_IKekEFdw&mode=related&search= *かつて、セブテックの偽装物件は、横浜か川崎市だったとどこかでコメントしたことがあったが、イーホームズのかつてのスタッフからの連絡もあり、セブテックが偽装したマンションは、大田区内のマンションであったので訂正します。具体的な物件名は、既に資料が手元になく明示できないこと申し訳ありません。しかし、この物件の顛末は、大田区によって、偽装が隠蔽され一時中断した工事が続行し竣工引渡しに至っているはずです。偽装の手法は、壁量や床を図面にはあるのに、プログラム計算上ないものとして加重値を意図的に下げたという、札幌の構造設計士と同様の手法であった。 |
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建築構造士のひとり言 −明日のために−: イーホームズ藤田社長3
”藤田社長からの重要メッセージ5”で出てくる、構造設計事務所Sについては、耐震偽造事件以前から、いろいろとうわさを耳にしておりました。 当然、よからぬうわさです。 食べ物で言えば、 ”やすい!はやい!まずい!”といった具合でしょうか。 実際に、設計の内容(構造設計図・構造計算書など)をじっくり見た事が無いのではっきりとしたことは述べられないのですが、こんな事がありました。 私の知る構造設計事務所にて、あるマンションにおいて斜線制限等により、大きくセットバック(上階で建物平年形状を下階より小さくする)する必要があった建物に対し、”鉄骨鉄筋コンクリート造でなければ、私どもではこの建物の耐震安全性に対し自信がもてません。どうしても、鉄筋コンクリート造しか選択肢が無ければ構造設計を辞退します。”といっていたところ、デベロッパーの方から、”構造設計事務所Sは鉄筋コンクリート造で設計できると言っているよ”といわれました。当然、構造設計を辞退する旨を伝えました。 ところが、施工予定だった、中堅ゼネコン(中の上)から、”構造設計事務所Sが設計するなら、施工は辞退させてほしい”といってきたそうです。 結局 私の知る構造設計事務所が鉄骨鉄筋コンクリート造にて構造設計を行う事になりました。 この話は、耐震偽造発覚1年ほど前の話です。 |
北海道では浅沼良一・二級建築士が一級建築士しか手がけられない建物で耐震強度を偽装した。さらに行政が荻島無資格者構造計算事件を隠蔽していると批判されている(「ひどすぎる!これが“浅沼・荻島物件”だ」財界さっぽろ2006年8月号)。札幌で問題になってる荻島設計が構造計算した物件は、アトラス設計・渡辺朋幸代表が構造計算した東急不動産物件同様に、構造計算者の項目は一級建築士ではなく、無資格者になっている。
Yahoo!ニュース - 耐震強度の偽装問題 asahi.com:朝日新聞 マンション耐震強度偽装 きっこのブログ きっこの日記 耐震強度偽装問題時系列 2ch::強度偽装事件 watch Mission for freedom and democracy アトラス設計 渡辺氏についての疑惑 風に吹かれて KAZUHIRO.SWIM:【きっこの日記爆弾2】 これでも報道しないのか 言の葉の幹を捜す:マスコミ関係者向けの「大臣認定プログラム」の説明 私もひとこと言ってみる : 無資格だったってえ〜?アトラス設計の渡辺朋幸! 論点: アトラス設計の渡辺朋幸氏は無資格で営業 THE 資格: 資格の/東急不動産はヒューザー以下 資格 しかく シカク: 資格だ/東急不動産はヒューザー以下 薔薇、または陽だまりの猫 「安晋会」と、耐震偽装〜ライブドア事件の繋がり/yumari 安晋会 安倍は戦争を起こす iFinder 雑読乱文 | 藤田社長の告発
あのアトラス設計・渡辺朋幸氏が無資格、名義借りで一級建築士事務所登録? イーホームズ藤田社長が新たな告発 「エグゼプリュート大師駅前に耐震偽装疑惑」「アトラス渡辺代表は建築士資格無し」★2
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